クレヨンしんちゃんの映画見た。戦国のやつ。
たぶん昔にも何度か見たはずなんだけど、完全初見の感覚で最後まで行けた。めちゃくちゃ面白かった。シナリオも演出も完璧で音も良かった。中でも導入が最高で、あれ?俺クレしん見てるよなってなったところでクレしんが目を覚ますんだけど、同時に俺はクレしんになってた。
思い返すと、この手の始まり方はテレビアニメの映画版のよくある手法って感じもするが、やっぱりいいね。昔、よくテレビで女子供向けの番組作ってりゃ数字取れる理論みたいなのをテレビの作り手がちょっと馬鹿にした感じで言ってるのをよく見たもんだが、だったら優秀な人材は女子供向け番組に配置されるのが当然の流れだよなといまさらながら思ったわけで、だからこそ家族向け映画がめちゃおもろかったり、NHKの番組が比較的良作を量産するのも納得なんだけど、それ以外でなかなか刺さるものがないのはなんだろうという疑問はあるし、件の男向け深夜枠系のテレビマンが女子供向けを揶揄するのはどういう背景があるのかと思わないでもない。クレしん映画の全世代向け面白さと、ゴールデンでやってる予定調和説明過多イケメンアイドルクソバラエティドラマ広告の面白くなさの格差が自分の中で矛盾してしまう。
まあ控えめに言ってどうでもいいけど。