ハム将棋など、簡単にAIと対戦できるところや、チャットしながら対人戦ができるところなど、インターネットで将棋を指せるところはたくさん増えました。たいへん喜ばしいことだと思います。
そのなかでも、日本将棋連盟が公認しているサービスはふたつあります。
「将棋倶楽部24」と「将棋ウォーズ」です。
将棋を指す人は、このどちらかはやったことがあると思います。
将棋倶楽部24は比較的古く、シンプルな作りサービスです。老舗といったところでしょうか。わたしが本格的にネット将棋を指したのは、ここがきっかけです。
特色は
- 参加人数が多い
- 参加者のレベルが比較的高い
- 長い持ち時間の将棋が指せる
- 大会を多く開催している
- チャットで感想戦ができる
次に将棋ウォーズの特色です。
- 参加人数が多い
- エフェクトや演出が多彩で目にも耳にも楽しい
- 切れ負け将棋や秒読み将棋など、短期戦ルールの採用
- 自分の戦略分析をしてくれる
- 大会やイベント盛りだくさん
- 対局中に、ソフトが助けてくれる(棋神)
などが挙げられます。将棋のエンターテイメント性をすこし強めたような感じですね。
どちらもたくさん人がいて、盛り上がっています。
それはいいんですが、わたしはもうひとつのサービスを推したい。強く推したいのです。
それが、81dojoです。
こちらは、将棋連盟後援のサービスです。後援というところが泣かせるじゃないですか。
そんなことはどうでもよくて、わたしがこのサービスでとても気に入ったのは、感想戦の機能がとても充実しているということです。
これは81dojoで対局が終わったところです。
81dojoならではの機能を簡単に説明します。
- 局面を自由に再現に別の分岐を対局者と検討できる
(ここでこう指したらどうなっていたのかな)と思うことは誰にでもあると思います。ネットでの対局だと、ある局面からの変化をチャットで検討することはできても、盤面の駒を動かすことはできませんでした。プロじゃないんだから、じっさいに駒を動かさないとわからないですよね。しかし、81dojoではそれができます。自由に局面をさかのぼり、分岐を対局者と一緒に自由に検討できます。これができるのは、81dojoだけです。じっさいに駒を動かして分岐を検討でき、いつでも本譜に戻ることができます。これはとても便利な機能です。
- 盤面に矢印を書ける
- 無料!
設定→通信から三段階で設定できます。
感想戦は、将棋の上達のためにはとても有効な勉強法です。ネット将棋の感想戦を楽しく、面白いものにしたいという意気込みが伝わってきます。ほかにも、81dojoならではの機能はありますが、とりあえず、じっさいに使ってみてください。
81dojoは、ほかのネット将棋と比べて、参加人数が少ないです……
もっと81dojoを使って将棋を指す人が増えてほしいんです。