どうしてもイライラしてしまう時は

最近、ムカつくことの抜けが悪い。その時にブチまけておけばそんなこともなかっただろうにと思いつつも、不意に訪れるムカつきにはいつも初動が遅れてしまう。

そんな時は、加藤やる夫。もとい加藤一二三伝説を読む。

思えば毎年一回は読んでるやる夫スレ。

やる夫が神武以来の天才になるようです ~まとめ~ (仮) 初手 驚天動地 ▲7六歩

正直、加藤一二三はあまり好きじゃないんだけど、テレビに出てる加藤一二三が歯の無いイッちゃってる変なお爺さんみたいに笑われる存在としてしか扱われていないのは本当にもったいないしムカつく。

加藤一二三はどうしてあんなこと(笑)になってしまったのか。それは彼が天才だったからであり、神に選ばれた存在だったからであり、相応の試練を与えられ続けてきたからであり、何度コテンパンに打ちのめされても立ち上がってきたからなわけで、その凄さが共有できていて初めて今の面白さを敬意を持って十分に受け取れると思うんだよね。

神武以来の天才と言われた彼の七転八倒棋士人生は、升田幸三よりも羽生善治よりも、おそらく藤井聡太よりも劇的だ。なにより人間的だ。人間賛歌は加藤やる夫そのものだ。そして近代将棋の歴史を描く主人公としてはこれ以上ない存在だ。喜怒哀楽笑がすべてパンパンに詰まっている(哀多め)加藤やる夫の棋士人生を描いた大作なのである。他のキャラもドンピシャの配役で、大山康晴DIOだったり升田幸三がアカギだったりして、これを最初に読んだのは将棋のことをほとんど知らないころだったけど最高に面白かった。

まあ気が向いたら読んでみてよ。

 

 

時事的余談

こないだのお役人の子殺しの件、子は中学くらいに母にプラモ壊された(事実がどうかは分からんが)ことをずっと根に持ってたんだね。他にもいろいろとそのくらいの時期で時間が止まっていたね。怒りの火を何十年と燃やしたまま生きているってのは、そら苦しかったと思うよ。あまりにも稚拙な怒りだから同情はできないけどね。とはいえ他人事ではない。そういうのはどこかのタイミングで萎えたり、先達が導いてくれたりして、なんとなく鎮火していくもんだけど、ずっと引きずる怒りや虚しみというのはやっぱり誰にでもあるんだと思う。それは他人にとってはアホくさいことなのかもしれないし、時間を置いて浄化した後だと、自分でもそう思うかもしれない。まあ他人の人生は生きられないからね。

今回はお役人様の家庭だったから話題になって、かなりの同情の声が寄せられているけれども、こういった救いのない、仕様のないケースってそう報じられてないだけで他にもたくさんあると思うんだよね。いつからなのかわからないけど絶対にほどけない詰めろがかかってしまっていて、投了することも許されず、命果てるまで延々と受け続けるしかないっていうケース。そらいつかは受け切れんくなるで。無いと知りながら希望の光が差し込むのををじっと待ち続けるしかないっていう生き地獄。