王将でsnowして盛り上がる女子たちの話

祖父の家を整理していたら良い酒がいっぱい出てきたので連日したたかに呑んでいる。

今月の上旬、旅行に行った。特にあてもなくプラプラしてたんだけど、昼に王将でギョーザ喰いながらビール飲んでたら、向かいの奥の席で女子が二人でランチしてた。店内は狭く、客も私と女子たちだけなので、聞き耳を立てなくても会話が全部聞こえてきた。それとな〜く聞いていると、最初は高校生なのかと思ったらどうやら大学生らしいこととか、高校の同級生で大学は別々のようだとか、いろいろわかってきたわけだが、やっぱりというかなんというか、結局全部男の話だった。高校の同級生の男を、あいつはカッコいいよねとかあの人は特別だねとかあいつはイケメンだけどそういうんじゃないよねとか言いあったり、お互いが大学で知り合ったイイ男の顔写真を見せ合って品評したりしていた。で、とても面白いと思ったのが、彼女らはsnowというアプリでイケメンたちの顔写真をいじって超盛り上がっていたことだった。どうも髪型を変えたりパーツの位置や大きさをいじったりしているようで、うわーこっちの方がカッコいーとか言ってんの。パーツをいじって自分好みの顔に変えてるっぽいのよ。イケメンの顔をもっと自分好みに加工して見入ってうっとりしてるわけよ。なんじゃそらと思ったわけ。男同士で女の顔写真いじくって盛り上がるとか、絶対にそんなことは起こらない。男が集まって女の話をするときは、やったとかやってないとかやれそうとかやれなかったとかやりたいとかたいていはそういう話になるわけで、それはそれでどうかと思うんだけど、女子も女子でもう少し年と経験を重ねるとそういう話をするようになるってことはまあなんとなく知ってる。でもね、好みの男の顔をもっと好みに加工して盛り上がるって行為がまったく理解できなかったわけ。あーもうパーツの組み合わせにしか興味ないんだなって感じ。見た目だけなんだね、っていう。いやまあ男だってそうだし、実際のところはわからないんだけれども、男が絶対にそんなことをしないってことだけは命を懸けて断言できるわけ。せいぜいブサイクをもっとブサイクに加工して大笑いするくらいだろうけど、すぐに虚しくなると思う。要するに、男と女で異性を見てる感覚が違っているってことなのね。男も女も、見た目から入って、見た目について話をして、見た目に欲情するものだってことは共通なんだけど、その楽しみ方には違いがあるんだね、と。なんかすっげー勉強になったなーって思ったわけ。snowってアプリはかなり前にいろんなテレビ番組で大規模な広告打ってたからその存在は知ってたし、どういう面白さなのかも知ってるつもりでいたけど、なんか腑に落ちないぶぶんがあったわけよ。それってそんなに面白いか?っていう。でも女子たちが盛り上がってんのを見て、合点がいったわけさ。これは男には理解できないやつだなっていうね。もちろんいじった顔を見て一緒に盛り上がることはできる。でもそこに何を見出してるのかってところまでは絶対に共有できない。その違いは男がプラモデルやフィギュアを見てどう喜んでいるのを女が理解できないのと似ているのかもしれない。同じようにプラモデルやフィギュアが好きな女子がいたとしても、それを見て何を思っているのかは男とまったく違っているのかもしれない。なんかちょっと怖い。