fuck

祖母が亡くなって、祖父の家に住む者が誰もいなくなった。だからというわけでもないが、不用品の整理ついでに我が家の押入れを漁っていたら、兄のレコードやらCDやらがわんさか出てきた。私も兄も、音楽には一家言ある程度のこだわりがある。私はロカビリーから80〜90年代パンク、あとはファンクを少々嗜む程度だが、兄はメロコア、ミクスチャー、メタル、ヒップホップと、私の嗜好とはきっちり棲み分けが出来ている。とはいえ、学生時代は兄貴のコレクションを盗み聞きしてミックステープを作ってウォークマンで聴きながらスケボーをやっていたので、押入れの膨大なコレクションは私の郷愁を強く刺激した。ビースティボーイズのCDが何枚か出てきたので聴いてみると、今聴き直して初めて良さがわかるような曲がいっぱいあった。こういう聴き方ができるのは良いアーティストの証なわけがだが、というよりは今の音楽よりもよっぽど面白いと思った。音楽を楽しんでいるっていうか、遊び心が感じられるのだ。別に音楽を語ろうとは思わないし、それほどの知識があるとも思わないけど、でも間違いなく言えるのは、彼らの音楽を、あの頃の音楽は聴いていて楽しいということだ。それはノスタルジーとかでは決してなく、単純に彼らが楽しんでいることが伝わってくるからだ。今の音楽は、仕事になってしまっている。こうすれば売れるだの、こういう歌詞が刺さるだの、オーディエンスの顔色を伺っているようなまがいもんしかないから面白くも楽しくもない。例えばラッドウィンプスが右翼的な歌詞書いて批判されて謝罪してライブで開き直ってみたいな展開とかほんとに全員アホかと思う。そもそもラッドウィンプスなんて聴く価値も意味も無いからどうでもいいんだけど、そういうのがニュースに上がってきて有象無象がうんぬんかんぬんほざいてんのが嫌でも目に入ってくるからいよいよアホらしい。例えばDA PUMPがusaだかなんだかいう新曲だしたんだけど「ダサいメロディが頭から離れない」的な煽り文句を紹介するすべてのメディアが言っていて、むしろ曲よりその煽りを聞くことの方が多いんじゃねーかってくらいプロモーションご苦労さんって感じなんだけど、そういう説明しないとダメなんだっていう現実がもうクソダサいわけじゃないですか。「これはダサいんですけど、そういうのを狙った曲なんで逆に楽しむのがカッコいいんですよ」って言わないといけない感じがまるっとひっくるめてクッソだせーの。お仕事ごくろーさんって感じ。そういう「ダサかっこいい」的な楽しみ方っていうのは聞き手が提示する楽しみ方なわけで、間違ってもそれを公式な広告にしたらもう全部台無しなわけですよ。でもこの曲はそのプロモーションひっくるめて「仕掛けて」きてるわけじゃないですか。そういうのほんとクソだと思うし、そういう「ダサいけど頭から離れないことで話題の」みたいな煽り文句に反応してる虫みたいなアホばっかりなわけじゃないですか。そもそも、ダサさを楽しむようなそういう乙な楽しみ方ができる人にはそういうプロモーションは要らないし、こんなあからさまなプロモーションに反応する虫みたいな人たちは、先天的にそういう楽しみ方ができないわけですよ。だからインフルエンサーにサブリミナルに説明させてムーブメント作ろうとしてるわけだけど、虫に般若心経説いたって内容を理解できるわけないわけがないんですよ。要するに、終わってるんですよね。そのスピードで地球が滅びればいいのにって思います。故に「USA」は売れないわけですよ。そんな必死になってまでムーブ作りたいんですかと。ていうかね、ネットが普及してからこういうクソみたいなプロモーションばっかりで内容は過去の焼き直しっていうね。そんなのしかないっていう。もうなんなのっていう。「〇〇で話題の」みたいな煽り文句ばっかりで内容が真空とか過去の作品のネタバレとか、エンタメがもう詐欺の見本市みたいになってる感じ。逆にサッカーとかアメフトとかレスリングとかリアルなスポーツとかになると、上にいる粗大ゴミみたいな老害が偉そうな顔してアホを晒してるっていうね。ふつうにまともな人がまともに頑張ってるのを見たいだけなのに、そういうのがなかなか見つからない。どいつもこいつもしょーもない嘘広告で瞬間風速出したいみたいなゴミとそれに反応する虫だらけだよほんと馬鹿にするにも程があるだろうよ。