日本はミーハーで回っている

友人から電話がかかってきて、ちょうど今東京03のコント見てたわーって言ったら、なんかワンランクテンション下がった感じで相槌打たれたもんだから問いただしてみると、三人がそれぞれちょっとイラっとするポイントを持ってるから面白いとか以前に好きじゃない、ということだった。生理的嫌悪感の軽めなやつ。まあそういう気持ちもわからんではないけれどもよーと思っていたら、そいつが出し抜けに「こないだ二丁拳銃がテレビ出ててさー」なんて言い出したら瞬間、嫌悪感が鳥肌みたいにプツプツっと湧いて、あーこういうことねと思った。友人は自他共に認めるミーハーで、買った本や見た映画などは王様のブランチで紹介されていたものばかりだし、bitコインが儲かるらしいからコインチェック始めようと思ってるんだよね、と嬉しそうに言ってきた次の日にあの大事件が発生したり、だいたいそういう感じだ。そういう話を聞くたびに、世の中がこういう人で回っていることを痛感する。嫌味でも皮肉でもなく、どうしようもない真理のようなものだと。昨日だかおとといだかに、バンドが解散するのは元ファンのせいだ、みたいな記事がホッテントリしてたけど、バンド活動を支えてたのは、熱狂的な一個人ではなく、個体のないその他大勢のミーハー層だったに違いない。人気とは、少なくとも日本のほとんどの場合では、あるように見せることで人為的にでっち上げて、雪だるま式に大きくしていくもののことだが、核になってる部分次第では、途中で簡単に壊れてしまう。二丁拳銃も、かつては吉本超合金って番組をきっかけに爆発的に流行った芸人で、当時はアイドル並みにキャーキャー言われてたけど、今では、当時尖ってた方はダメキモいじられキャラになったがいまいちパッとせず、もう一方はガヤにもモブにもなれない空気のような存在になってしまった。それはいったい誰のせいなんだろう。