インドの大胆な脱税対策

今、インドではブラックマネーが大きな問題になっている。

簡単にいうと脱税で、タンス預金によって税金を逃れている金のことだ。

これについてモディ首相は、2つの大胆な政策に打って出た。1つは高額紙幣の廃止である。これによって、タンス眠っているブラックマネーは期間内に預金するなり使うなりしないと紙くずになってしまうことになった。

もう1つは日本でいうマイナンバーのような制度だ。この登録には指の全指紋や目の虹彩などの詳細な個人情報が必要となり、それは世界でも類を見ないほどである。登録は各々の任意であり強制ではないが、現在およそ11億人の登録が完了している。インドの人口はおよそ13億人だ。

登録に必要な個人情報の徹底ぶりに人権侵害ではないかという議論もあるようだが、それでもほとんどの国民が任意によって登録している背景には、マイナンバー登録による国からの支援というメリットと、脱税と闘うモディ首相への信頼がある。