パトリシア・コーンウェル「黒蠅(下)」読了

驚いたことが2つある。

 

ひとつ、主人公のスカーペッタは物語の核心へ飛ぶ旅客機の中で子供と出会うのだが、その子供が「遊戯王」のカードゲームで遊んでいたこと。まじかよ。寝ながら読んでいたのだが思わず起き上がってしまった。コーンウェル作品の中で一番驚いたかもしれない。遊戯王のことはよく知らないが、ジャンプで連載している漫画から生まれたカードゲームだったはずだ。そして最近、それまでのゲーム性を根底から覆すような新ルールの提示とカードの発売で絶賛炎上中だ。「黒蠅」の日本発売は2003年だから、少なくともそれより前に「遊戯王」はカードゲーム化されていたことになる。そして、そのころにはすでに米国でも、小説家が取り上げるくらい知名度があったことになる。どんだけ儲けてんねん。

私の心の中のIKKOが天を仰いで叫んだよね。「せおいなげー」

 

もうひとつ、「黒蠅」が検屍官シリーズの最終巻ではなかったこと

前に私は「黒蠅」が検屍官シリーズの最終巻だと書いた(笑)だからこれで全てが終わるもんだと思いながら読んでいたわけだけど、事件が解決しないまま終わってしまった。まさかの大どんでん返し(笑)だって前編も二部作で後編も二部作だったんだぜ。これ以上の盛り上がりはないと思うじゃん。巻末見てもそれより先の作品が載ってなかったんだよ?終わると思うよね、普通(笑)

不覚にも、私は古本を読むとき、巻末でその著者の作品情報を調べるのがルーティン化していたのだ。しかし私が買った「黒蠅」は第一刷だった!続巻の記載がないのは当然のことなのである。古本ばっかり読んでることを予期せぬ角度から気づかされてしまった。かなしみー。