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友達との関係

くだらない話

一口に友達といっても、その関係はさまざまだ。

久々に電話をかけてきた友人はトラックの運転手になっていて、日本を横断中だった。道中、とっても暇なのだそうだ。いつもなら新年早々に電話をかけてくるのだが、今年はかかってこなかった。こちらからかけることもなかった。その理由を問う前に、彼はいつもの明るいテンションで話し出した。なんでも転職してすぐの忘年会の席でトラッカーと喧嘩になり、クモ膜下出血を起こして病棟で新年を迎えたのだそうだ。気がついたら泣く嫁の前で正座をしていたそうで、何が原因で喧嘩をして誰に何をされたのかまったく覚えていないのだと言う。それを聞いて私は大笑いした。こうして文字で書くと、不謹慎なことを、と思われるかもしれないが、彼と私の間ではどんなことでも笑い話になる。いちいち苦言を呈したり説教をするのは、とっくの昔にやり尽くした。そんなことは言われなくてもわかっているし、だからといって簡単に変えられるものでもない。なによりまったく楽しくない。すべて分かった上で笑い合うのだ。年を取ると、心から笑うことにも苦労するようになるのだから。そいつとは、互いに環境が変わっても、何年会っていなくても、初めて会った時のように馬鹿なことで笑いあえる。どんなに深刻なことでも笑って話せる友人は、とても貴重な存在だ。

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