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パトリシア・コーンウェルの検屍官シリーズを日本でドラマ化してほしい

テレビ番組 どうでもいい話

去年、古本屋のセールでたくさんの小説を買い込んできた。そして今、パトリシア・コーンウェル検屍官シリーズ「黒蠅」を読んでいる。今読んでいるので検屍官シリーズは三作目だ。一話完結もののシリーズものなので、バラバラに購入したとてまあ不都合はなかろうとタカをくくっていたののだが、「黒蠅」ではいつものメンバーがそれぞれとんでもなく荒んでいた。前作で起こっただろう事態の壮絶さがめちゃんこ尾を引いていて、ていうかその続編と言っていい。「黒蠅」は二部作であるにも関わらず、前作の「審問」(こちらも二部作)の続きなのだ。読み進めるほどに前作を読みたくなるのだが、前作のオチは既に知ってしまっているのである。今調べてみてわかったが、「黒蠅」は検屍官シリーズの最終巻だった。テレビドラマで言うと、最終回二話連続二時間スペシャルを二話目から見ているようなものだ。上巻をようやく読み終わろうかという今になって、これが前二部作に続く渾身の最終巻であることを知ってしまった間抜けな私なのである。不覚にもほどがあるが、読み始めてしまったものは仕方がない。

ところで、検屍官シリーズのような面白い小説を読むと、日本でドラマ化したときのキャスティングを考えてしまう。主役のとびきり有能な女性検屍官には誰を据えようか。華で選ぶなら米倉涼子。闇で選ぶなら真木よう子満島ひかりも超絶捨てがたいが、まだ若いからなあ。などと妄想を膨らませて読書がまったく捗らないわけだが、個人的には松下由樹を推したい。松下由樹の演じるケイ・スカーペッタが観たい。もちろんTBSの名作ドラマ「臨場」が大いに影響を及ぼしている。「臨場」では、男性社会の中で強く生きる知的な女性検屍官を演じたわけだが、とりおり垣間見せる弱さや柔らかさ、そしてその根底に脈打つ情熱がたまらなく素晴らしかった。スレンダーながら女性的な丸みを帯びた体のラインも好ましい。そんな松下由樹がケイ・スカーペッタを演じる検屍官シリーズの連続ドラマを見てみたいが、失礼ながら旬を過ぎてしまった彼女を主役に据えるのなら、二時間サスペンスあたりが精一杯なのかもしれない。やっぱり米倉涼子が現実的かな。スカーペッタに想いを寄せる相棒の一人の、ガタイが良くて粗暴で繊細な刑事マリーノはやっぱり内野聖陽かなー、ってそれじゃ「臨場」になっちまうか。まあ、「臨場」の影の主役にして一番面白いのは高嶋政伸なんだけどね。なにげに神経質な狂人を演じさせたら日本一だよね、政伸。いろいろあったもんな、政伸。「臨場」の政伸のクレイジーさはもっと世間に評価されて良かったなーっていまだに思うよね。まあ「臨場」の監督はその後で映画「探偵はバーにいる」の監督もやったわけで、そこでの政伸演じる名もなき悪人のクレイジーっぷりとか最高だったわけなんだけど、それは明らかに「臨場」の演技を引きずってるよね。監督の橋本一だけが政伸の一番美味しいところわかってるんだよな。それにひきかえ「天才バカボン」の警官のそれじゃないっぷりときたらもう残念すぎるわ。せっっっっっっかく鼻の穴が1つしかない年がら年中拳銃ぶっ放してるような狂った警官の役を政伸にさせてんのにあんなに日和ったつまんねー演技させるかね。ほんとに拳銃打たせてりゃいいんだよあんなもんは。

あと、俳優で一番クレイジーなのって、実は吹越満だと思ってる。もうね、目が座ってるもん。広田レオナと結婚したってだけでもかなりポイント高いのに、離婚したり、最近また結婚しなかったり離婚しなかったりしてるじゃん。ボニー&クライドっていたじゃん。アメリカの気狂いカップル。日本のボニー&クライドったらもうあの二人しか考えられないんだよね。なんか離婚だか不倫だかの件をラジオだかテレビだかでやってたけど、もうヤバイよあの人たち。アウトローだわ。ぜんぜん日本的じゃないのよ、カッコよさが。次点は誰かと頭をひねっても押尾学と嫁(名前忘れた)くらいしか思い浮かばん。でもこの二人は日本的なヤンキー感っていうか群れてる感強くて一匹オオカミ感ゼロだからな。しがらみ多そうだし。どこぞのパトロンの乱行部屋で連れ込んだ女に合法ドラッグ喰わせて死なせてバックレるとかぜんぜんクールじゃないよね。日本もいいかげん、そういう変死をきっちり検屍するようにしてほしいもんですよ。