日本のオカルト番組はいつになったら面白くなるのか

これ、番組を見てたけど、大槻教授発言してないよね?ってレベルの存在感の無さだった。こういうことがあったのね。私の感想としては、番組がオカルト擁護になったというよりは、オカルト派の主張のしょうもなさが一般に広く知れ渡ってしまったことで、大槻教授の出番がなくなってしまったように感じた。あの面々とバトルしても公開処刑になるだけなんだから、ガチで論破しようとすると編集でカットされてしまうのは当然のことだ。じゃあ大槻教授なんて呼ばなければよかっただろという話になるんだが、そこはそれ、ガチの否定派がいるいないは絵的なワクワク感や説得力に大きく関わってくるし、大槻教授には台本に書けない微妙なレベルのアドリブ的な生かさず殺さずの立ち回りを求めていたのだろう。あの手の番組の一番の問題は、大槻教授とバトルできるほどの器量というか詭弁力を持った論客が一人も育っていない、見いだせていないところにある。いまさら韮沢クラスの出涸らし爺さんが出てきても、もう失笑すら起こらないのである。グレイ型宇宙人とか何十年言っとるんだと。いい加減新しいネタ考えろよと。ヒロシじゃねんだから。だからこそのブレインハッキング芸人の起用だったわけだが、これはすでに日本人がテレビで披露している程度のマジックだ。そこに「白人」という一味を加えることで、ちょっと新し目の出し物に仕立てたわけだが、要するに、その程度の小賢しい演出しかできない制作陣とオカルト陣のアイデアの無さ、やる気の無さが浮き彫りになったわけだ。視聴者はバカにされてんだよね。思いっきり舐められてる。それはそれとして、「白人だからほんとっぽく見える」メソッドが完全に陳腐化してしまう前に新しい楽しませ方を模索してほしい。見せ方がケチくさい。やりすぎ都市伝説のほうがよっぽどオモロいとか怠惰にも程がある。というか、視聴者にも問題があって、TVショーとしてのオカルト番組の楽しみ方がわかっていないから、こういうしょうもない番組が作られるわけで、上岡龍太郎が活躍してる頃のほうが余裕で面白かったとかリテラシー無さすぎるだろとしか言えない。もしかしたら、コンプライアンスに気を使いすぎなのかもしれない。ハンドパワー全盛期、あれをマジで信じている人がいたとミスターマリック本人が述懐したように、「マジックやオカルトを楽しむ」素養を持っていない日本人は一定数いるわけで、テレビがマジで騙しにかかるとマジで騙される人はかなり出てくるだろう。人を騙す技術は年々進化しているわけだから、その技術を駆使すれば今回の番組のような糞な番組になるわけがないのだが、それでも糞になってしまうのは、その力が制限されているからで、それを辿っていくと、視聴者のリテラシーの無さに行き着く。日本でオカルト番組を「TVショー」として放送しても、それを楽しむ素養を日本人が持っていないから「本当か嘘か」のぶぶんをボカしたバラエティ的な番組しか作られず、ボカしているからこそマジで騙しにいけなくて、トリックのネタバレとか騙される人のリアクションを見て笑おうっていう子供騙しの番組が多くなるっていう、もう自分でも何言ってるかわかんなくなってきたけど、「TV番組」が本来持つフィクション性を見えないようにしているがゆえに、「嘘」を嘘っぽくしか見せられなくなり、「本当」を撮った番組すら嘘に見えてしまうようになっしまっていて、それを逆手にとったのがガキの使いの笑いだと思うんだけど、アレだって今はスタジオトークとかしかしなくなっちゃったわけで、TV番組にしかできない「嘘」を「本当」のように見せるバラエティ番組の面白みがどんどんなくなっているのは、下らないクレーム入れたり、嘘を見抜けなかったり、嘘を楽しめなかったりする質の悪い視聴者に問題があるし、あるある大辞典的な「ついちゃいけない嘘」でやっちゃいけない騙しをするTV制作陣とそれを許してしまう仕組みにも大いに問題があるわけで、本格的に何いってるのかわかんなくなってきたけど、私は大槻教授がオカルト番組でガチでバトってる姿が見たいだけなんです。