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池袋ウエストゲートパークを見ながらスマホゲーやってた。いつもは一日数件しかないクランチャットの未読数がいつになく膨れ上がっていた。読んでみると、クランリーダーが定時制に通う二歳の子を持つ高3だということが書かれていた。なんともいえない気分の中、過去がフラッシュバックした。

IWGPは、当時めちゃくちゃ人気になったドラマで、例えば、準主役の窪塚洋介が率いるGBOYSっていう不良グループがあるんだけど、友達が「俺の友達がGBOYSの一員なんだよね」って言ってきて「おおすっげーじゃん」なんて返しちゃうくらい人気があった。GBOYSの構成員といっても特にセリフもないし、エキストラ以上のものではなかったんだけど、それだけで人が集まったし、話のネタになった。確かになんか芸能界の人脈がありそうな感じではあった。

ちょうどその頃、池袋の西口の小さいクラブでイベントもどきのようなことをやっていたんだけど、「なんか今IWGPの撮影やってるよ」なんて電話がかかってきて、急いで行ってみると、すでに黒山の人だかりが公園を取り囲んでた。でも、どう見てもアッチ系の怖〜いお兄さんたちがめっちゃ睨みをきかせていたので、誰も公園には入って行けなかった。ごじゃごじゃしてる公園の縁でタバコ吸いながら背伸びしたりしなかったりしていた。「あれ加藤あいじゃね?」と友達が指差した200mくらい先に、マッチ棒くらいの人影がちらほらいて、当然顔なんて確認できないんだけど、指差したマッチ棒の顔が、今まで見たことないくらい小さかったので、多分あれが加藤あいだったんだと思う。

池袋の小さなクラブでは、フランス人のアニオタと知り合って辞書を引き引き文通したり、地方から1家出してきた十六の少年を日替わりで友達の家に住まわせたり、今ではいろんな意味で絶対にできないようなバカなことをいろいろやった。あれからもう十六年もたってんのかと思うといろいろしんどい。やっぱり、バカなことって若いうちにしかできねーよなーと思う。いやまあできるんだけど、歳をとってくるとどうしても後先とか小賢しいことばっかり考えちゃうわけで、しかも今だとヘタしたらソッコーで拡散されちゃうわけだし、なんだかなあ。