「我思うゆえに我あり」を知ったかぶってる人が多すぎるんですけど

我思うゆえに...... - 意味をあたえる

これを読んで

 コンピュータに乗っ取られた人間の未来は明るい|「21世紀の変人たち」とする「真面目」な話|QREATOR AGENT|cakes(ケイクス)

これを読んで。

ちょうどやりすぎ都市伝説でハローバイバイ関のプレゼンが「わたしたちは監視されている」「操られている」「スマホsnsで個人情報がダダ漏れになっている」的な陰謀論をご披露くださったので、これはちょうどいいと思って読んでみたが、正直どっちもなにいってんのかぜんぜんわかんなかった。上の人は、ヘタウマを気取った下手くそな文章だということが既にわかっているので問題ない。エイトビートも満足に叩けないくせにやたらオカズを入れたがったりリズムを逸脱しようとする初心者ドラマーのような憎々しさがちょっとクセになってる。毎日更新して下すっているブログの中では非常に好ましいほうだ。ただ普通に書いてくれた方がもっと好ましいものになるのになと思う。

 

それはさておき

 

上のブログのツイッターの引用はこの部分なんだけど

彼が「我思う、ゆえに我あり」とか言ったものだから、いまでは「思わない人は我がない」みたいに言われるようになっちゃった。そんなことないですよ。しかも、思考できない実体(いわゆる物質)と、思考できる実体(いわゆる心)に分けて考える、ということも提唱したから、物心二元論が定着しちゃった。そんな風に考えるから自分や人間性を探し始めるんです。

こういう風に、偉人の名言とか誰かの言葉に対して、逆やら裏やら対偶やらも勝手に真と前提して話を進める人が夏のコバエくらいうっとおしい。人の言葉を勝手に持ち出してきて勝手に解釈を展開するってすっげー失礼だと思うんだけど。しかも過去の偉人。まずこの類の哲学的な言葉自体は必ずしも真ではないし、大事なのは、真であるかどうかではなく、そこに至る過程にあるわけで。だから、上の文章のように展開しちゃあいかんだろ。しかも上記においては、

「思わない人は我がない」みたいに言われるようになっちゃった。

という間違った解釈を展開して勝手に真と決めつけた前提は、次の瞬間に覆されるためだけの存在でしかないわけで、そりゃあいくらなんでもデカルトに失礼じゃねーかと。なかなかに卑怯な所業だろ。こういうのは個人の礼儀の問題だと思うんだけどまあそれはいいや。で、上の文は、さもそういうことを言っている(思っている)人がいるみたいに展開しているけど、ほんとにそんなやついんのか?と。自分や人間性を探し始める人ってマジでいんの?と。「人間性を探す」ってのがわからん。まあ多分、そういう人がじぶんの周りにいるから、そう考えるようになったんだろうけど、デカルト知らん人はそんな風に考えることはないし、デカルトを読み込んでいるような極少数の偏屈さんが彼の周りに結集してるわけもなし。ああ、名前や言葉を知っているだけの知ったかぶりが周りにようけおるんやなあと感じざるをえません。イキ顔でうだうだのたまう前に、知らないことを知らないって言えるソクラテス的な考え方まで戻った方がいいんじゃないですか?と感じざるをえません。

 

つっても俺もデカルトなんて読んだことない。「我思うゆえに我あり」という言葉も聞いたことあるくらいだ。で、以前哲学にかぶれかけていたときに色々読んだんだけど、一番納得いくのは、以下のブログだった。このブログを三回くらい読み返したほうが、下手に哲学書読むよりもよっぽど頭に入ってくると思う。というかこのブログとこの人が書いた本を読んでから哲学書を読んだほうがいい。わかりやすいから。

 

哲学的な何か、あと科学とか

我思うゆえに我あり

誰でも知っているデカルトの有名な言葉だが、
これは「俺が考えているってことは、俺がいるんだなぁ」
という単純なものではない。
もう少し深い意味を持つ。

この世で、「最も確かなこと」は、何だろう?
この世で、「全く疑う余地のないこと」は、何だろう?

これをデカルトは考えた。

(中略)

この世のすべてが、信じられないものであろうとも、
それを『疑っている何者かが存在すること』は、絶対的な真実なのだ。

これが「我思う、ゆえに我在り」という言葉の本質的な意味である。
デカルトは、この言葉を「決して疑えない確かな真実」として、
哲学の第一原理にすえたのである。
近代哲学は、デカルトから始まる。

 これは解釈として正しいのか?ということ以前に、偉人の言葉に対して真摯に向き合おうという姿勢の良さが大事なわけですよ。

 

史上最強の哲学入門 東洋の哲人たち

史上最強の哲学入門 東洋の哲人たち

 

 

 

史上最強の哲学入門 (河出文庫)

史上最強の哲学入門 (河出文庫)

 

 

 

哲学的な何か、あと数学とか

哲学的な何か、あと数学とか

 

 

 

哲学的な何か、あと科学とか

哲学的な何か、あと科学とか

 

 

単純に読み物としても相当面白いし、図書館にもあると思う。せめてブログだけでも見てほしい。