サザエさんを殺してあげたい

日曜日は「サザエさん」が放送されているのだが、作中の世界観の現実離れ感が著しすぎて、幻覚を見ているような気分になる。いったいいつまで放送し続けるつもりなのだろうか。本来死んでいるはずの人が、同じ時間に、同じ場所で、何食わぬ顔で存在しているような、まるで地縛霊のようだ。死者に鞭打つ恐ろしさ。そしてそのことに誰も何も言ってはいけないような風潮も気味が悪い。いい加減安らかに眠っていただいた方がよろしいのではないだろうか。

ネクストバッターズサークルでは、「ちびまるこちゃん」が元気にバットを振っている。フランス戦では豪快に三振したようだが、しっかり結果を残している。何も心配はいらない。しかしそうなると、「ちびまるこちゃん」の後釜が必要になってしまうのだが、何もしなくても近いうちにその必要に迫られることになるのは、火を見るよりも明らかなのである。

サザエさんは「昭和」を象徴するアニメであり、「ちびまるこちゃん」は「昭和から平成」の架け橋となるアニメである。つまり「平成」を象徴する家族アニメが求められることになる。なんだかんだいって、平成はすでに16年目に突入しているわけで。のっぴきならない現実を突きつけられるまで現状維持を優先させるのは、これはもう怠慢と言わざるをえない。かと言って、何が適切なのかと考えると、下唇を突き出して明後日の方を見るような顔になってしまうのだが。