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ラブライブがやばかった


昨日の深夜に、ラブライブというアニメが流れていた。
番組情報を見ると「朝までラブライブ」なんて銘打っている。
朝までと言っても、4時までというなんとも中途半端なものだった。
ラブライブ、名前は知っていた(悪い意味で)。
ネットでちょっとした話題になることがあったからだ。
ちょっと興味があったので、見ることにした。

ラブライブ!  1  <特装限定版> [Blu-ray]


一話完結のエピソードっぽい感じで、いろんな女の子がキャピキャピやってるのだが、話が全然入ってこない。2、3話ほど見たところで、見始めから感じていた違和感がはっきりした。

なにもかもがスッキリしすぎている。主人公しか出てこない……
モブが一匹も出てこないのである。

普通の家庭に暮らす学生で、そしてアイドル。
そんな彼女たちの日常と非日常(ライブとか)が繰り返されていくのだが、どこのどんな場面でも、彼女たち以外、誰も出てこない。

家、学校、通学路、スタジオ、海、旅館、ライブ…… どこにいっても彼女たちしかいない。家族も、マネージャーも、先生も、だーれもいない街。(教室で女学生にエンカウントしたかもしれない)

ライブをやっても客席は一切映らない。ファンも一切いない。キーワード的に「アキバ」という単語が出てきた。誰かが「アキバで認められることがアイドル」みたいなことを言っていたが、アキバのような描写はどこにもなかった。

全てが「ラブライブが好きな現実の人たち」を喜ばせることだけを徹底して考えて作られたアニメだった。夢のような世界で夢のような女の子たちが夢のような経験をする。夢オチという言葉があって、それは良い意味で使われてはいないが、それを逆手にとっている。ラブライブは、視聴者の夢以外の一切を徹底的に省いたアニメだった。もちろん現実においても、アイドルは夢を象徴する存在なのだが、それがアニメになると、ここまで圧倒的なのかと、恐れ入りまくった。

これにハマっている人はヤバイと思う。こんなの好きになったら没頭せざるをえないだろう。この、あまりにも潔癖で夢にまみれた世界観にハマった人は、現実に戻ってこれなくなるだろう。そんな、麻薬のような危機感を覚えた。幸か不幸か、わたしの琴線はピクリとも動かなかった。

このアニメをNHKが放送したことにも驚く。NHKは、いろんな意味で一番攻めているんじゃないか、と思わせられる番組が多い。けっこうサイケデリックなんだよな。ディズニー的というか、ティモシーリアリー的というか。



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