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洋画を楽しめない

どうでもいい話
BSで「雨あがる」という映画をやっていたので見た。
昔、本屋だかレンタルビデオだかで、ポスターをタダでもらえるところがあって、そこで気に入って持って帰ってきたのがこのポスターだった。のだが、これまで見ていなかった。見てもいないのにポスターだけ持っているなんてダッセと言われると、返す言葉もない。
で、映画を見た感想はとっても面白かった。面白いといっても笑ってみたわけではない。
どちらかといえば、邦画が好きだ。
ポスターを持って帰った頃は、洋画を毛嫌いしていた。映画通みたいやつが洋画ばかりほめそやすのが気に食わなかった。映画は、物語でも脚本でもなく俳優の演技こそが見どころだと思っている。どちらかといえば、内容よりも人を見ている。目の輝きやちょっとした仕草やたたずまいに心を奪われる。俳優を見て楽しむことこそ、映画の楽しみだと思っている。もちろん映像としての美しさもそうだ。内容が良いとか脚本が良いとか、そういうものは小説やアニメでことは足りるはずだ。洋画を見ていると、その顔や仕草の意味や言い回しの妙がわからないことがある。なにからなにまで違う他国の微妙な表現を理解して楽しむには、それなりの知識やとくに体験がなければいけないと思っている。どういう時に、どういう顔をして、どういう仕草をしするのか。そのような心の機微はどう表現されるのか。外国の映画ももちろん、そのようなことを考えているはずなのだが、それはわたしにきちんと理解できるのか、と。そう思うと、わたしは洋画を真の意味で楽しめていないのではないのかと首を傾げざるをえないのだ。だから洋画のあらすじだけなぞってドヤ顔ですすめている人を見ると、知った風なことをいいやがって、と思ってしまうのだ。まあ、少ないながらもそのへんを解説するようなブログもあるので、そういう人のレビューはとても参考になるし面白い。もちろん洋画が面白くないとは思わないし、面白かった映画はたくさんあるが、それでもわたしの知らない、理解できない表現や文脈なんかがあることを思うと、あまり大きな顔はできないし、したくないと思う。そういう意味で、邦画は心の機微や表現方法や文脈が体に染み込んでいるので、自然に物語に入ることができるし、俳優の演技を楽しむことができる。もちろん全てをしっているわけではないけれども。ただ、泣き所じゃないところで気がついたら涙が出ていた、なんてことは、洋画ではほとんどないし、そういう時が一番見てよかったなあと思える時だ。……そんなことを思っていたころもあったなあ、と懐かしみながら、BSでやってる24を楽しみにしている。あれはおもろい。


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