【サブリミナル】聴くだけでトリップできるというCDについて調べてみた【効果】

私はCDショップに行くと「A」から「Z」まで「あ」から「わ」までをあまねく、舐めるように見ていく癖があります。それで気になったものを事前情報無しに買ってとりあえず聴いてみる。まあ趣味ですね。 ハズレを引くたびに選球眼が鍛えられていく、ような気がします。

ここ数年、CD屋に行くこと自体がなくなったのですが。ネットだと、こういう音楽との出会い方がめんどくさいんですよね。どうでもいいんですけど。

聴くだけでトリップできる!?

ふと思い立って家にあるCDを漁ってみたら、こんなものを見つけたんです。

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これはなんのCDなのか。多分わかる人はいないでしょう。
しかし、買っただけで満足して一回も聴いた記憶がありません。これを機に、このCDと向き合ってみようと思い、こうしてしたためることにしました。

コレはどういうCDなのか、それは帯の文句を見れば一目瞭然!

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聴くだけでトリップ!!
あなたの潜在意識に直接働きかけ、未体験ゾーンに誘うサブリミナルメッセージ入り

こんなもん聴いたら一体どうなっちゃうの?

サブリミナル!?


サブリミナル効果についてもちゃんと説明があるんですね。

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潜在意識に直接働きかけること いよって、自然に行動や心理状態を変化させ、無理なくストレス解消、精神強化、集中力強化、学力向上、慢性痛軽減化などの様々な効果を得ることができます。
痛みまで和らげてくれるとか万能すぎるんですけどw
ていうか、いいんですか?こんなサブリミナルなもの作って。確かCMでもサブリミナル効果って規制されてるはずです。

日本では1995年に日本放送協会NHK)が、1999年に日本民間放送連盟が、それぞれの番組放送基準でサブリミナル的表現方法を禁止することを明文化した。
現在、映画やテレビ放送などではほとんどの場合、使用を禁止されている。
当初は心理学、知覚心理学だけの領域であったが、現在は広告研究、感情研究、社会心理学、臨床心理学など幅広く様々な関心から研究されている。
やはり禁止されていました。自主規制ですね。
有名なのは、以下の事例ですね。ご記憶にある方も多いかもしれません。
オウム真理教事件が日本を震撼させていた1995年5月2日、日本テレビ系列のテレビアニメ『シティーハンター3』第11話(1989年(平成元年)12月24日放送)の再放送で教団代表・麻原彰晃の顔が1フレームだけ挿入されていたことがTBS系のニュース番組で報道され、「サブリミナル効果」として問題視される。しかし、同年6月9日には逆に日本テレビ系列のニュース番組で、TBSのオウム真理教関連番組(1995年(平成7年)5月放送)に、麻原の顔等の画像が無関係な場面で何度も挿入されていたことが報道された。TBSはサブリミナル手法を番組テーマを際立たせる1つの映像表現として用いたと説明したが、非難が集中し、郵政省は同年7月21日、TBSに対し厳重注意を行った。これを受けて、TBSは「視聴者が感知出来ない映像使用はアンフェアであった」と謝罪した。
凶悪な犯罪者は数多くいましたが、麻原彰晃の顔は、他の犯罪者の顔よりもよく覚えています。これもサブリミナル効果によるものなのでしょうか。ただ露出が多かっただけですかそうですか。

上の事案は1995年のものですが、このCDも1995年発売されているのが大変に興味深い。バブルの頃ですね。当時のオウムは、その犯罪性が知られていない時期だったとのことです。なんとも剣呑な話です。どうでもいいですが、お金があると色々なコトが世の中に出回って活気付くんですね。
この事件以後、テレビ局の規制が厳しくなり[13]、映像の変更が行われる番組もあった[15]が、その後も何度か問題視されている。2004年(平成16年)2月、テレビ番組「マネーの虎」(日本テレビ)のオープニングに一万円札が、同時期の深夜アニメ『エリア88』(テレビ朝日)のオープニングに倒れている人や「WAR」「ATTACK」といった暴力を連想させる英単語が一瞬映っているとして相次いで報道された(どちらも報道後メッセージ性がないものに差し替えられた)。
このような宣伝手法は自主規制されたわけですね。今、密かなブームが明らかになってきたステルスマーケティングというのは、これを受けての新手の宣伝手法といったところでしょうか。その金銭的、ビジネス的な背景を隠し、同じ時期に色々な媒体で堂々と商品を宣伝する行為。どちらも視聴者に宣伝であることを意識させずに記憶に擦り込む宣伝行為という点は同じです。ということは、サブリミナルにも相当の効果があるのでしょう。より狡猾で悪質になっているような気もしないではないですが、潜在意識に直接擦り込むよりはましなんでしょうか?

サブリミナルとはいかなくても、同じCMを何度も見たり聞いたりしているうちに、その商品名は広告文句などを覚えてしまった、なんてことはよくあることです。つい口ずさんだ鼻唄がCMソングだったりしますよね。

そういう意味ではテレビCMも案外捨てたものじゃないのかもしれません。とはいっても、時間的な制限とネットの陳腐化によってテレビを見るそのものが時間が減ってきているということはありますが。


で、どんな曲なの?


話が脱線しまくりました。

このCDは7曲で構成されていて、CDの裏に各曲名が書いてあるのですが、

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  1. 脳死
  2. 甦生
  3. 虐殺
  4. 黒魔術
  5. 精神異
  6. 拷問台
  7. 幻覚
思春期をこじらせたビジュアル系バンドの曲目みたいで苦笑いを禁じえません。一曲目から脳死とか潜在意識に何するつもりなんでしょうか?虐殺、黒魔術、拷問台とか完全にNo Futureです本当にありがとうございました。

謳ってある効果と曲目のギャップがハンパない。闇の世界に堕ちそう。

しかし、このくっきりと漂う火薬臭にそそられていることもまた事実。

どこのどいつがこんなものを!?

CDケースの中には手紙も一緒に入っていました。「お客様の声を聞かせてください」的なアレです。

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どうやら「デラ」というレーベルから発売されたもののようです。サイトもあるみたい。ダメ元でそこを訪ねてみたんです。そしたら、今も立派に営業しておりました。


疲労解消のための音楽

疲労解消のための音楽

夜カフェ~ピアノ

夜カフェ~ピアノ



こういう商品を幅広く扱っています。

どうやら喫茶店やらカフェやら医院やらなんやらで流れている環境音楽やリラクゼーション音楽のCDを製作、販売している会社のようです。昔バイトしていた漫画喫茶でかかっていたオルゴール調にリミックスした歌謡曲のCDも、ここのものだったのかもしれない。

見落としがちですが、こういう音楽を作って生計を立てているミュージシャンもいるんですよね。このCDはいったい誰が企画して誰が曲を作ったんでしょうか。とても気になります。

翻って、今も健在の会社であるならば「ACID」系のCDも多数扱っているはずだ。早速サイトに潜り「ACID」系のCDを探しました。しかし一枚も見つからない、どころか「ACID」のCDすら見つけられなかった。取り扱っていたという記録もないんです。黒歴史だったのかしら?

販売元である「DElla」の取材窓口に電話したところ、むべなるかな「ACID」は既に製造中止になっているとのことだった。南無。

上に書いたサブリミナル効果の危険性への懸念から製造中止に至ったものだとしたら、誠実な対応と言えるのかもしれません。

もう手に入れることはできないのか……


平和と平等をあきらめない私は、googleで検索して中古のCDがないか探しました。何ページもめくっていく。幾つかの中古CDサイトでヒットしたが、すべて品切れ。それでもあきらめない私はようやく取り扱ってるサイトに辿り着きました。


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ここで一点のみ扱っているようです。108円で。


これも何かの縁なので

ってことで、しばらくこれを聴いて潜在意識に働きかけることにしました。ストレス解消、精神強化、集中力強化、学力向上、慢性痛軽減化、などなどの効果を得ることができるというのですから。肩こりも良くなるかもしれません。ていうかこの効果でアノ曲名とかどうしても理解できないわけですが。ま、細かいことは置いといて、やらなきゃわかんないもんね。多分。

改まって体験記を書くつもりはありませんが、もしも変化があったなら、今後のブログの内容や文章などに現れることでしょう。

ちなみに現在もサブリミナル効果を謳ったCDというのは多数発売されています。それは「デラ」のものではありません。そして今回取り上げたACIDと比べると、とても高価なものでした。効果のほどやその影響など、サブリミナル効果にまつわるこれまでの経緯やはらんでいる危険性を考えると、軽い気持ちで手を出すようなものではありませんね。