損得勘定で人付き合いを考えてるやつはすぐに裏切るよ

最近こういう記事をちょくちょく目にします。
メリットがある人としか付き合わないとか
相手にどういうメリットを与えるかとか。
お前はシャンプーかっつーの。

歴史が証明している

例をあげるまでもありませんね。物語でも損得勘定にうるさいやつは必ず裏切ります。裏切り者のテンプレートですね。今よりも良い待遇を提示されたらそこにいる理由がなくなるわけですから。ゴルゴ13だと必ず額に弾丸ぶちこまれるタイプですね。

昨今だと情報の漏洩が問題になっています。今はクラッキングによる情報漏洩が増えましたが、昔から、内部からの情報提供による情報漏洩が主流です。この場合、情報の得るために内部職員に賄賂を渡したり弱みを握ったりします。メリット、デメリットを提示することで裏切りを誘うのです。そしてその利益に目が眩んだものが裏切るのです。こういった例はあなたの身近にも思い当たる節があるのではないでしょうか。

こういう人は利用されることはあっても、信用されることはありません。少なくとも大事な情報を得られる立場になることはありません。裏切られても大丈夫な程度の付き合いになります。これは能力がある、ないとは別次元の問題です。


詐欺師の常套句

昔から、詐欺師というのは目の前にニンジンをぶらさげて人を躍らせることを生業にしています。

「こんな儲け話がありますよ」
「絶対に儲けさせます」
「必ず勝てる方法教えます」
「還付金が発生しています」
「こういう裏技があるんです」
「私と協力してあいつから金を巻き上げませんか?」

このような煽り文句を至る場所で見かけるようになりました。詐欺師は、あの手この手で私たちの欲望をかきたてますが、一番手っ取り早いのはメリットを提示することです。あなたにはこれだけのメリットがあるのですよ。と近づいてくるのです。あなたは彼(女)を信用しますか?絶対に儲かると言われて銀行のカードを渡して暗証番号を教えますか?

彼らは、そう簡単には引き下がりません。実績を見せたり、実際にやってみせたり、やらせてみたり、いろいろな方法で得をさせようとしてきます。不正行為だろうとなんだろうと、楽をして対価にそぐわない得をすると、必ず味をしめるからです。

それでも、それらの誘惑を全てはねのけると、彼(女)はあっさりと去っていきます。自分に得がないことが分かったからです。彼(女)らは、そうやって切り替えていかないと、時間の無駄なのです。自分への見返りがないのですから。

彼らの目は、私たちをどんな風に写しているんでしょうか?

打算で生きること

そうは言っても、私たちは人付き合いの際にメリット、デメリットを考えています。ただ、打算するということは、当たり前のことです。人付き合いの大前提として考えることで、これをもって人を信用するとかしないとかいうものではないんです。損をすることもあれば、得をすることもある。それはただの結果でしかありません。一喜一憂していても疲れるだけです。

もちろんメリットが多いほうが良いでしょう。しかしそれはいつまで続くのでしょうか?メリットがなくなってしまったらそこで関係は終わりなのでしょうか?「金の切れ目が縁の切れ目」などと言いますが、そうやって周りに誰もいなくなってから気づくのは、寂しいことです。お互いにずっと得をし続ける関係はあり得ません。

打算で生きるといっても、私たちはそこまで賢くはありません。あなたは十年後に何をやっていて、どういう人間関係を持っているか予測できるでしょうか?

例えばある問題についてその後の展開を予測をしたとして、あなたの考えが核心をついていたことはどれくらいあるでしょうか。その問題を考えるにあたって、知るべき情報を全て手に入れたと言えるでしょうか。考えが変わることや、過ちに気付くことはよくあることです。正しい予測というのはそう簡単にできるものではないのです。直感に頼ろうなどというのはもってのほか。それはただの勘です。あてずっぽうです。

つまり、打算というのは近しい関係の短期的なものにならざるを得ず、それが正しい可能性も少ないのです。人間、良い意味でも悪い意味でもいつどこで何が起こるかわかりません。不測の事態に見舞われた時、あなたのそばにいてくれるのはどういう人なのでしょうか。また、予期しない人から助け舟が出たりします。

ま、一般的に親友が少ないっていうのは、それだけ損得勘定で動いてる人が多いってことなんだろうけど、それはそれと割り切って生きたいものです。私としては、あまり損得勘定を意識しない肩の凝らない関係がいいなあと思います。別に損したっていいじゃん。損ばっかりだと、困りますけどね。