懐かしの名ドラマ【プロゴルファー花】

プロゴルファー花 DVD-BOX

思えばゴルフを題材にしたドラマというのは非常に少ない。織部金次郎は映画だしなあ。ドラマを観る層とゴルフをやる層は相容れないということなんだろう。そしてコレである。とっても面白かったけど、実際にゴルフをやる親父連中が楽しく観れるかっていったら、そうはいかないだろうな。と、いっても真面目なゴルフドラマなんて誰が観るんだよって話なんだが。もしそんなものが作られたら私は絶対に観るわけだけど。

なんでゴルフものなの?

そうなると当然じゃあなんでゴルフもののドラマなんてつくってんだよ!?って話になるわけだが、それは脚本、演出を手がけたのが福田雄一だから。というのも福田雄一は学生時代、プロゴルファーになりたかったとのこと。ゴルフに並ならぬ思いがあったからゴルフを題材にしたドラマを作ったんでしょうね。で、それができるのも福田雄一が優れた作家だったから許されたんだろう。平均視聴率は4%前半だったようだが、直近の同木曜ナイトドラマ枠の中では比較的高い。

福田雄一と言えば「勇者ヨシヒコ」「33分探偵」「アオイホノオ」とかを手がけた作家なんだが、まあそれだけでも「プロゴルファー花」がどういうドラマなのかが分かる。つまり「くっだらねー」なんてニヤニヤしながらみるようなコメディーだ。日付の変わり目にだらだら観るにはちょうどいい番組だった。ああ加藤ローサのほとばしる可愛さよ。

脇がガッチガチ

基本は加藤の借金返済と井上正大の恋の話なんだが、内容はあまり重要ではない。というか演者の遊びを楽しむドラマだ。演技の力の抜け具合がたまらない。で、石黒賢片瀬那奈佐藤二朗ムロツヨシなどなど、脇がガッチガチに締まってるから、遊びといってもきっちり楽しませてくれる。加えて加藤と井上の初々しさがうまく絡んで絶妙なB級感を醸し出している。

これはドラマの真の見どころ

そんなことよりもなによりも池田成志。このドラマはですね、もう池田成志池田成志による池田成志のための池田成志なんですよ。もう思い切ってこれがこのドラマの全てだと言い切りたい。といっても番組冒頭のナレーションで前回のあらすじをなんとな〜く説明してくれるだけなんだけど。あとのドラマが口直し的な何かになってしまうほどのインパクト。話が盛り上がっていくにつれどんどんぶっ壊れていくナレーションがもう最高。ずっとナレーションだけ聞いていたいと思うほどのバカさ加減は一聴の価値あり。

ちなみにこの方、このドラマの次に始まった「日本人が知らない日本語」に俳優として出演しています。

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