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懐かしの名ドラマ【ゴールデンボウル】

テレビ番組

ゴールデンボウル Vol.1 [DVD]


レンタルビデオ屋で、一度は手に取ってもらいたいドラマ。

2002年に放送された日テレのドラマ。ボウリングを題材にした金城武黒木瞳のラブストーリーなんだけど、まぎれもなく名作。このころの黒木瞳は38歳なんだけどとんでもなく綺麗。アラフォー世代っていうと今なら深津絵里篠原涼子井川遥吉瀬美智子松嶋菜々子などなど。こういう面々と比べてみると、当時の黒木瞳はかわいい。うーん。年をとったものだ。

このドラマは、野島伸司脚本なんだけど、野島作品と言えば「未成年」「聖者の行進」「高校教師」「人間失格」「家なき子」など世間に物議を醸した問題作が思い浮かぶが、この「ゴールデンボウル」も同様に名作として数えたい。「ゴールデンボウル」も上記の作品と同様、借金、やくざ、不倫や自殺未遂など世間的にキワドイ問題を扱いながらもコメディ色をほどよく散りばめてあるので見ていて暗くなることがなく、いろいろな感情が楽しめる作品となっているのは、野島作品の中でも珍しい。ちなみに「101回目のプロポーズ」も野島伸司脚本だ。

素直になれない二人の恋

恋人が星になったと言い、一人プラネタリウムで彼女の幻影を追い続ける金城。一途に尽くす専業主婦の黒木。二人は惹かれ合いながらも、その思いに素直になることはできない。そんな中、二人はひょんなことから常連のボウリング場存続のため、ペアボウリング勝負のコンビを組むことになる。絶対に負けられない戦いの中、葛藤しながらも素直になれない二人。毎話の対戦相手やその背景は二人の恋の障害を投影しており、それを二人で乗り越えていく。それはまるで神が与えた愛の試練のようだ。

脇役が面白い

金城に恋をする学が無く男勝りで不器用な女を松本莉緒、松本に恋心を抱く内気で優しい大男を小川直也が演じる。松本のツンデレというか神取忍的というか、とにかく不器用で素っ気なく、かつかわいらしいアプローチは、金城は毎度困惑させる。小川はそれを黙って見守る。その様はまるで無邪気でいたずら好きなキューピッド役の妖精のように見える。もちろん妖精と人間が交わることはない。妖精は黒猫に。

また、ボウリング場のダンディーなマネージャー竹脇無我を巡る二人の恋も見逃せない。榎本加奈子瀬川瑛子は共にバツイチ子持ち。今の榎本加奈子を知っているととても味わい深い。というか瀬川瑛子の珍味的役割がとってもいい味を出している。まあセリフは棒読みだが。大滝秀治出川哲朗も一見出落ち要員のように見えるが、みな要所要所で決めてくれる。関根勤が真似しているのは、このころの大滝秀治だろう。オリジナルの破壊力は一味違う。長門裕之南田洋子が出ている回も両者が亡くなった今見返すと非常に味わい深い。事実は小説よりも。

対戦相手はゲスト枠だ。三瓶や松浦亜弥など今ではなかなか見ることはできない人もいる。オタク役の堺雅人や陽気な芸者役の木村多江は必見。王様のブランチでおなじみのLILICOはフラメンコを踊る色物対戦相手として出ているがプロフィールには記載されていない。あれは黒歴史なんだろうか。あと佐藤二朗がチョイ役でてたりもする。吉幾三や海外の全米で殿堂入りしているプロボウラーまで出てくる。このあたりも懐かしドラマの面白さの一つだ。


音楽はポール・アンカ

個人的に好きだからというのは大いにあるが、やっぱりボウリングにはオールディーズやロックンロールがよく似合う。これが某アイドルグループの曲とかだったらドラマが軽く安くなりすぎてしまうところだ。ポール・アンカの曲に合わせてドラマを作ったんじゃないかと思えてくるぐらい素晴らしくハマってる。このドラマを見て、ポール・アンカのレコードを何枚も買ったことも今では遠い過去。