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人工知能が私たちを導く未来

連日の騒動にため息の数が増えるばかりの今日この頃。とはいえ、根本的な問題はいつの時代もどこの世界も変わりなく。感情ばかりが先に立ち「絶対」を求める大きな声に結論どころか議論そのものが成立しない世の中の様々な問題を見ているとやるせなく。かくいう私も末法の娑婆を彷徨う無数の愚者の一人であり、国の行く末を憂い己の無力さを嘆くくらいには愚かで哀れなのでありまして。現実逃避から、人工知能に思いを馳せてしまうわけでございます。

人工知能の発達著しい現代でありますが、人工知能はどのように用いられていくのでしょうか。
よく、人工知能が人間の仕事が奪うだろう、などという懸念を耳にします。これは人工知能の方が、人間よりも良い働きをするということに他ならないわけで、合理的に考えれば、このことを憂う道理はないはずです。しかし、既に多くの仕事が人工知能によって奪われつつあることは事実であり、現在の世界的な不景気の原因の一つと考えてよいのかもしれません。仮に、これによって多くの人間が職を失い路頭に迷うという未来が訪れたとして、それが本末転倒であると考えるのならば、一体人工知能というのはなんのためにあるのか、あるべきなのか、という話になります。現実は、学問的な追究との戦いを運命付けられています。そしてその都度、現実は粉砕され変化を余儀なくされてきました。

あなたの進路は人工知能が決める « WIRED.jp
少し古い記事ですが、このような取り組みが効果をあげているようです。
どんなに言い繕おうとも人間はあまねく曖昧で弱く、そして愚かです。他人はおろか、自分のことすら正確に見ることができません。私たちの予測は、断片化した過去の記憶や不確かで偏った情報から導かれます。だから決断には勇気が必要になります。だからこそ、予測と決断にまつわる役割は、貴いものとして認識されているのだと考えられます。このことは自分の予測や決断を殊更に自賛したり、あるいは後悔したり、または他人の予測や決断を強く糾弾する傾向からも推し量ることができます。

人工知能は、人間をはるかに凌駕する量の情報を変化させることなく正確に蓄積することができます。それらを自在に取り出し比較することで、より効果的で蓋然性のある選択肢の提示が可能になります。上記の記事のような取り組みも、このような特性をうまく活用したものであり、今後さらに活躍の場を広げるものと予想されます。もっと大きな組織、重要な決断、その最先端にあるのは国家の運営です。人工知能による選択肢の提示は、従来の意思決定をどのように変えるのでしょうか。その先にある未来はどのようなものなのでしょうか。

世迷言のようですが、虚構の世界のような現実は、私たちが生きている間に到来するのかもしれません。事実は小説より奇なり、という言葉があるように、今の私たちからは想像もできない未来がやってくるのかもしれません。